ネイバーフッドのメニュー入門 ドリンク編【2024年版】

このページでは全国に4店舗しかない、限定ドリンクがオーダーできる、ネイバーフッドと呼ばれていたスターバックスの店舗メニューについて解説しています。

このページでは以上のような質問にお答えします。

このページの内容
ネイバーフッドって？
ネイバーフッドのメニュー
ネイバーフッドのドリンクメニュー
ネイバーフッドのドリンクカスタマイズ
ネイバーフッドのオススメのドリンクメニュー

ネイバーフッドってどんな店？

ネイバーフッド(以下ネイバー)は、”Your Neighborhood & Coffee”をコンセプトにした店舗で、「inspired by STARBUCKS」の名称ではじまったスタバの「新業態」の店舗です。

ネイバーの詳しい話、店舗一覧などはこちらの記事にまとめていますのでよかったらご覧ください。

メニュー一覧

ネイバーのメニューには通常店舗にはないドリンクやフードなどがたくさんあります。

種類が多いのでドリンクとフードにわけて解説しますね。

ドリンクメニュー

ドリンクメニューは 簡単にいうと次のようなグループになっています。

新作/期間限定

ネイバーでは定期的に新作/期間限定ドリンクが登場します。

23年夏であれば コーヒーエイドの2種類が新作ドリンクとして登場しました。

ロースタリー東京とそれ以外(リザーブストア、リザーブバー、ネイバー)とでコーヒーエイドは値段が違うのでご注意ください。

ロースタリー東京のコーヒーエイドは次の記事で紹介しています。よかったらご覧ください。

新作メニューが登場し、一定の期間がたつと(目安は次の月)、「バリスタスペシャル」というメニューが登場します。

コーヒー

次にコーヒーです。

通常店舗と大きく異なるのが、ネイバーでコーヒーを頼むときは、「コーヒー豆と抽出方法」を選ぶということです。

まずはコーヒー豆からみていきましょう。

コーヒー豆

ネイバーはスターバックスリザーブの店舗です。なので、コーヒー豆もリザーブの豆になります(コアコーヒーの取り扱いはありません)。なので季節、時期によって選べる豆が変わります(一部例外あり)。

一例として 23年7月のネイバー(代沢5丁目店)のリザーブ豆リストをみてみましょう。

写真だとわかりにくいのでリスト化するとこんな感じです。

1枚目の「ディカフェ コスタリカ ハシエンダ アルサシア」は1年を通して販売されています。

それ以外の豆は期間限定です。取り扱い期間はコーヒーの銘柄によって、また年によっても前後しますが、数か月程度です。

上記以外にもマイクロブレンドという豆の取り扱いもあったりします。

リザーブ豆についてはこちらでまとめていたりもするので詳しくはこちらをご覧ください。

抽出方法

次に抽出方法についてです。

ネイバーのコーヒーメニューでは次の抽出方法が選べます。

ハンドドリップ、サイフォンはネイバーでは代沢5丁目店のみの取り扱いです。

イラストなら次のようなイメージですね。

それでは抽出器具、抽出方法ごとにそれぞれみていきましょう。

エスプレッソ系メニュー

ネイバーのエスプレッソはSynesso(シネッソ)というマシンで抽出されます。

ネイバーでのエスプレッソ系メニューは次の通りです。

エスプレッソ系メニューの右側をみるとBLEND、SINGLEと書いてあります。

これは、ブレンドされたコーヒーとシングルオリジン(以下シングル)のコーヒーが選べるということです。

シングルというのは、生産国だけでなく、コーヒーを生産する農場や加工法が同じ「単一」のコーヒーを指します。

エスプレッソ用のブレンド豆はマイクロブレンドNo.21です(エスプレッソメニューでなければマイクロブレンドNo.10もあります)。

シングルは 2種類あります。1つはディカフェ コスタリカ ハシエンダ アルサシア、もう1つは その時々で変わります。23年7月に訪問したときはエクアドル ロハでした。

エクアドル ロハについてはこちらの記事で解説しています。

ちなみにエスプレッソ系メニューは、(リザーブ)豆さえあれば自宅でも近い味が楽しめます。

gucciオススメの家庭用エスプレッソマシンはこちら。

手軽にエスプレッソ、カフェラテ、カプチーノを楽しめる高コスパマシンです。

私がインスタのストーリーズやX(旧Twitter)にアップしている自宅エスプレッソはこのマシンで抽出したものです。

エスプレッソ系メニューの中からいくつかピックアップしてご紹介します。

バニラビーンラテ

バニラビーンラテというのは、仕上げにバニラビーンから抽出したシロップを使ったラテです。バニラがもつ風味、柔らかな甘みが楽しめます。

クラフトキャラメルラテ

クラフトキャラメルラテというのは、21年9月1日から発売開始となった比較的新しいメニューです。

試行錯誤の末、1年の期間をかけて完成されたクラフトキャラメルソース、コーヒーとの相性もよく、濃厚な香りとほろ苦さをもったラテです。

シェケラート

シェケラートは、カクテルをつくるように、エスプレッソと氷をシェイクしてつくられるドリンクです。

シェイクすることで空気が含まれ、エスプレッソよりもやわらかな口当たりが楽しめます。

ちなみにシェケラートとはイタリアのドリンクで、バール(イタリアのカフェ)では夏の定番メニューの一つです。

シェイカーでどのようにシェイクするかがバリスタの腕のみせどころで、本場イタリアでは、この出来具合でバリスタの技量がわかるなんて言われたりもしています。

シェラートフレッド

シェラートフレッドは、シェケラートにアイスクリームを加えたドリンクです。

ムースフォームマキアート

ムースフォームマキアートとはムース、エスプレッソ、ミルクの3層からなるドリンクです。

ちなみに、公式サイトの表現を借りると「スーパークリーミー」なホイップです。

フレンチプレス

フレンチプレスは、粗めに挽いたコーヒーを4分間お湯のなかに入れ、4分経つと プランジャー(金網の部分)を押し下げて 抽出する抽出方法です。

コーヒーオイルまで抽出することで、コーヒーがもつ本来の風味が楽しめるものです。

スターバックス リザーブ のプレスについてはこちらをどうぞ。

クローバー

クローバーは「クローバー」というマシンをつかった抽出です。

フレンチプレスに似た抽出方法と真空システムを使用して 液体とコーヒーの粉をわけます。

個人的には、アフリカ系のコーヒーを、クローバーのアイスで淹れてもらうと 美味しくてぐびぐび飲んでしまいます。

プアオーバー(ハンドドリップ/ケメックス)

プアオーバーは人によっては聞きなれない単語かもしれませんが、ハンドドリップのことです。

ハンドドリップのことを英語ではプアオーバー(pour over)といいます。

pourは注ぐ、overは上から覆うイメージ、なのでpour overというわけです(多分)。

ネイバーフッド(代沢5丁目店)では、プアオーバーといえばケメックスを指します。

ケメックスというのは、ドイツ出身の化学者が考案した、ドリッパー(豆にお湯を注ぐところ)とサーバー(コーヒーをためるところ)が一緒になったガラス容器です。

ケメックスにはいろんな形状があって、うちの家ではこれをつかっています。

ちなみに、スタバの中でも 店舗によって プアオーバーという単語が微妙に違ったりします(抽出器具など)。

あまりにも細かいのでその辺はコラムにでもしてまとめたいと思っています(笑)

サイフォン

次にサイフォンです。

フラスコの下にある黒い部分、ここが抽出時に 煌々と光り 熱を発することで お湯がわきあがり、サイフォンの抽出ができるというわけですね。

サイフォンは他の抽出に比べて高温抽出になります。高温抽出は良し悪しありますが、香りに特徴のあるコーヒーがでているときはとくにオススメの抽出方法です。先ほどの リザーブ豆リストでいけばコロンビア セロ アズール ゲイシャ バライエタルは毎年 発売される豆のひとつで、サイフォンにうってつけな豆だと思います。

ほかにも、サンドライド(乾燥式/非水洗式)のコーヒーもサイフォンはオススメです。

サンドライド コロンビア ラス マルガリータスもサイフォンでいただきましたが、これまたよかったです。

コールドブリュー(水出しコーヒー)

次にコールドブリュー(水出しコーヒー)です。

コールドブリューのメニューでは、コールドブリューコーヒーか、コールドブリューにアイスが乗ったコールドブリューフロートが選べます。

コールドブリューのメニューではマイクロブレンドNo.10というコーヒー豆が使われます。

オリアート

次はオリアートです。

オリアートは、パルタナというイタリアのオリーブオイルをつかったコーヒーメニューのことです。

ネイバーではオリアートゴールデンフォームコールドブリュー、オリアート オーツミルクラテが選べます。

名前はながいですが、アイスならコールドブリューを、ホットならオーツミルクラテのどちらかになります。

ネイバーのオリアート ゴールデンフォーム コールド ブリューはマイクロブレンドの豆が使われています。

一方、オリアート オーツミルクラテのほうは、マイクロブレンドとシングルから選ぶことができます。

ロースタリー東京では、コールドブリュー、アイスラテ、ホットラテの3種類のオリアートの取り扱いがあります。アイス/ホットともにラテは3種類の豆(ロースタリー東京限定のブレンド or シングル or ディカフェ)から選べます。コールドブリューはシングルの1種類のみでした。

オリアートについてはこちらをご覧ください。

ティー

次にティーメニューについてです。

ティーメニューではホットティー、アイスティー、ティーラテ(ホット)の3つの中から好きなメニューが選べます。

ホットティー

ネイバーのホットティーは次の通りです。

アイスティー

ネイバーのアイスティーメニューは次の2つです。

ティーラテ

ネイバーのティーラテは次の通りです。

その他/OTHERS

次にメニュー表ではOTHERSと書かれているメニューについてです。

次の通りです。

このなかでも ネイバーフッドオリジナル、全国のスタバでも4店舗でしかオーダーできないドリンクについて説明します。

バナナ チョコレート ＆ アイスクリーム

バナナ チョコレート ＆アイスクリームは2014年3月の池尻2丁目店(当時はインスパイアード バイ スターバックス池尻2丁目店)のオープンとともに販売開始となり、いまでもリピーターの多いネイバー限定ドリンクです。

上にカカオニブがのっています。そして実はこのカカオニブ、有料で追加もできます。

ネイバーでのカスタマイズについてはこちらへ

シェイクン オレンジ ラズベリー

シェイクン オレンジ ラズベリーは、フロリダのオレンジを使用。1か月にも満たない旬の時期に収穫されたオレンジは、収穫後すぐに冷凍されます。解凍するときも ゆっくりと解凍するので、オレンジがもつ本来のおいしさがそのまま味わえます。

中には フローズンのラズベリーも入っています。

アルコール

メニュー表には書いてないですがアルコールの提供もあります。

以前はワインの取り扱いなんかもありましたが、今はビールのみだと思います(間違ってたらすみません)。

取り扱いのあるビールは次の2つです。

KAGUAはベルギー産のビールですが、原材料を日本からベルギーにおくって醸造しているこだわりのエールビールです。

テラスラガーはロースタリー東京でも取り扱いのあるビールで、おそらく同じビールです(間違ってたらすみません)。

ロースタリー東京と同じ場合、テラスラガーはスタバがオリジナルで開発したビールです。

ロースタリー東京はパイントサイズでの販売で、フルかハーフかが選べます。

子供向けドリンク

ネイバーでは子供向けのドリンクもあります。

12歳以下限定のドリンクです。

カスタマイズ

次にネイバーでできるカスタマイズについてです。

昔のカスタマイズではキャラメルソースの追加や、クラッシュアップルの追加、アーモンドの追加なんかもできました。

それぞれ詳しくみていきましょう。

ミルクの変更

ネイバーでは通常店と同じくミルクの変更ができます。

ソイミルク(調整豆乳)、アーモンドミルク、オーツミルクの変更は +55円。

無脂肪乳、低脂肪乳(普通のミルクと無脂肪乳のブレンド)への変更は無料でできます。

エスプレッソショットの追加

ネイバーでは、+110円でエスプレッソショットの追加ができます。

通常店舗は+55円ですがネイバーは+110円なのでご注意ください。

シロップの追加

ネイバーではチョコレートシロップ(+55円)とバニラビーンシロップの追加(+110円)ができます。

バニラ、キャラメル、ホワイトモカなど通常店舗のシロップとは違うのでご注意ください。

ソースの追加

ネイバーではチョコレートソースの追加(+0円)、クラフトキャラメル(+110円)が可能です。

アイスクリームの追加

ネイバーではアイスクリームの追加ができます。40gの追加で+110円、100gで+220円です。100gだとお得ですね。

通常店舗では見ないカスタムですが、ネイバーだけでなく、リザーブバーやティー＆カフェなど一部店舗では、アイスクリームの追加ができます。

シェケラートフレッドや、コールドブリューフロート、バナナ チョコレート & アイスクリームなど、もともとアイスがついているドリンクへのさらなる追加(追いアイス)もできますし、もともとアイスが入っていないメニューへの追加もできます。

ちなみに 今もできるかはわかりませんが、以前はドリンク以外へのアイス追加もできて、アーモンドクロワッサン(いまは取り扱いなし)にアイスをはさむ 「アーモンドクロワッサン with アイス」を楽しむこともできました。

プリンチフードを取り扱うようになってからはやったことがないですが、機会があればブリオッシュでやってみたいと思います。

ちなみに、イタリアではブリオッシュにアイスをはさむ「ブリオッシュ コン ジェラート」というメニューがあります。

ラズベリーの追加

ネイバーではフローズンラズベリーの追加(10gで+55円、20gで+110円の追加)ができます。

オススメはオレンジ ジュースにアイスクリームとラズベリーを追加したドリンクです。

すでに閉店になっていますが、ネイバーフッド 中山手通2丁目店のパートナーさんが考案されたメニューです。

その評判の高さからか、中山手通2丁目店が閉店した翌年、駒沢1丁目店で復活した バリスタスペシャル(期間限定のメニュー)でもあります。

カカオニブの追加

ネイバーでは+110円でカカオニブの追加ができます。

もはやバナナ チョコレート&アイスクリーム用と言っても過言ではないカスタマイズですが、バナナ チョコ＆アイスをオーダーされる際は、チョコソース追加(無料)と合わせてオーダーしたいカスタムですね。

ティーバッグの追加・増量

ネイバーでは1袋につき+110円でティーバッグの追加・増量ができます。

ディカフェ・カフェインレス メニュー

メニューとしてまとめられているわけではないですが、ネイバーで取り扱いのある商品のなかで、ディカフェ・カフェインレスのメニューをいくつかピックアップしました。

コーヒーメニューであれば シングルでディカフェ ハシエンダ アルサシアが選べるドリンクはすべてディカフェです。

ティーであれば、アイスティーならパッション、ホットティーもしくはティーラテであればカモミールがノンカフェインです。

ほかにもありますが、詳しくは店頭でパートナーさんに直接ご確認ください。

オススメメニュー

ネイバー愛が深すぎるgucciが(笑)、独断と偏見で選ぶオススメメニューです。

ホットなら、代沢5丁目店なら 全国でも限られた店舗でしかオーダーできないケメックスをつかったハンドドリップがオススメです。そのほかであれば、リザーブ豆のエスプレッソメニューがオーダーできる店舗は全国でも限られるので、エスプレッソ系メニューもオススメです。

パートナーさん(店員)にもよるので出来る出来ないがあるので 実際には店舗で直接確認いただきたいですが、通常店舗以上に ラテアートスキルの高いパートナーさんが多いのがネイバーの特徴のひとつでもあります。

カフェラテを頼んで ラテアートを描いてもらうのも楽しみのひとつです。

アイスなら、バナナ チョコレート&アイスクリーム、シェイクン オレンジ ラズベリー、シェケラートフレッドあたりはどれもはずれがなくてオススメです。

FAQ/よくある質問

最後によくある質問です。

フラペチーノはありますか？

フラペチーノはありません。かわり(？)にバナナ チョコレート&アイスクリーム、シェイクン オレンジ ラズベリーなどネイバー限定のビバレッジがあります。詳しくはこちらをどうぞ。

子供向けメニューはありますか？

オレンジジュースやアップルジュースなどがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

カフェインレスのメニューはありますか？

ディカフェのコーヒーや、カフェインレスなハーブティなどがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

最後に

ネイバーフッドのドリンクメニューについてまとめました。

ネイバーにまだ行ったことない方、これから初めて行くという方でもわかるように かなり掘り下げてみましたがいかがでしたでしょうか。

ネイバーで取り扱いのあるリザーブ豆を含むコーヒー豆、プリンチについて、ネイバー以外のスタバメニュー、スタバをお得に楽しむについてはこちらの記事でまとめています。よかったらあわせてご覧ください。

最新情報やお得情報についてはインスタグラム(@gucci_STB)やX(@starbucks_blog_)でも配信しています。

ほかにもYouTube(@gucci_2268)やFacebook(@gucci_stb)も更新中。

よかったらフォロー、いいね、コメントお待ちしております！